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月別アーカイブ: 2025年4月

第6回断熱工事雑学講座

皆さんこんにちは!
上甲断熱工業、更新担当の中西です。

第4シリーズ:断熱工事がもたらす省エネ効果
第6回テーマ:「断熱工事の施工品質管理 ~失敗しないためのチェックポイント」

断熱性能を最大限に引き出すには、材料選びだけでなく「正しい施工」が欠かせません。今回は、断熱工事の現場で押さえておくべき品質管理のポイントを、工程ごとに詳しくご紹介します。安心・確実な工事を実現するために、ぜひご参考ください♪


1. 着工前の現場準備と確認

① 下地調査

  • チェック項目:既存の下地材の種類・状態、湿気・結露の有無、配管・配線の位置

  • 失敗事例:下地の腐食や湿気を見落とし、断熱材が剥がれるトラブル

② 図面・仕様書の照合

  • チェック項目:断熱材の厚み・種類、施工範囲、気密シートの納まり

  • ポイント:図面通りに材料が搬入されているか、事前に現物サンプルで確認


2. 断熱材施工中の品質チェック

工程 チェックポイント 合格基準
材料搬入 型番・ロット、傷や汚れの有無 指定ロットで、破損・汚染なし
断熱材の切断・充填 隙間なく密着しているか、厚みは均一か 壁面・天井面ともに設計厚み±5mm以内
気密シート貼付 シートの重ね幅(オーバーラップ)は十分か 重ね幅50mm以上、シーリング材で目張り完了
継ぎ目のシール処理 テープやコーキングの充填量と密着度 シール部に浮き・剥がれなし

3. 完了検査のポイント

① 目視・触診検査

  • チェック項目:断熱材の浮き・たるみ、気密シートのシワや隙間

  • 方法:壁面を手で軽く押して反発を確認。シートの接合部を目視で再チェック。

② 赤外線サーモグラフィ検査

  • 目的:施工後の断熱欠損箇所(熱橋)や気密不良箇所を可視化

  • 合格基準:外気・室温差を利用し、熱画像にムラがないこと

③ 気密測定(オプション)

  • 方法: blower‑doorテストで家全体の気密性能を測定

  • 目標値:C値(相当隙間面積)1.0cm²/m²以下が望ましい


4. アフターケアと保証

① 定期点検

  • 頻度:竣工後1年、3年、5年目に簡易点検を実施

  • 内容:断熱材の劣化、結露・カビの有無、シール部の状態

② 保証制度

  • 保証範囲:断熱材の剥離、気密シートの破損など、施工不良による不具合

  • 期間:最長10年保証(使用材料・仕様により異なる)


まとめ—品質管理で「長持ち&高性能」を実現

  1. 着工前に下地調査と図面照合で不安要素を排除

  2. 施工中は隙間なく・均一に・確実に材料を充填・シール

  3. 完了検査で赤外線や気密測定を活用し、断熱ムラを可視化

  4. アフターケア保証で、長期にわたり安心を提供

上甲断熱工業では、厳格な品質管理体制のもと、高性能な断熱工事をお届けします。施工からアフターサービスまで、一貫したサポートで快適・省エネな住まいを実現しましょう!


次回は第7回として、**「ZEH・パッシブハウスの断熱設計ポイント」**をお届けします。さらに進んだ省エネ住宅の設計ノウハウを解説しますので、どうぞお楽しみに!

詳しくはこちら!

 

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第5回断熱工事雑学講座

皆さんこんにちは!
上甲断熱工業、更新担当の中西です。

第4シリーズ:断熱工事がもたらす省エネ効果
次回テーマ:「断熱工事の費用対効果 ~投資回収シミュレーションと賢い資金計画」

断熱工事を検討する際、初期費用が気になる方も多いはず。しかし、適切な費用対効果を把握することで、長期的な光熱費削減や補助金活用を含めた賢い資金計画が立てられます。今回は、具体的な回収シミュレーション例と、費用負担を軽減するポイントを詳しくご紹介します♪


1. 初期投資と光熱費削減シミュレーション

項目 金額(例) 備考
断熱工事費用(延床100㎡) 約150万円 天井・壁・床の内断熱+窓断熱(樹脂サッシ)
年間冷暖房費 20万円 断熱前の想定
省エネ率 25% 断熱後の冷暖房費削減率
年間光熱費削減額 5万円 20万円×25%
投資回収期間 約30年 150万円÷5万円
  • ポイント:回収期間はシミュレーション条件により変動しますが、窓や天井など高性能断熱材を重点的に施工すると、削減率が30%以上に向上し、回収期間を20年程度に短縮可能です。


2. 補助金・減税制度を活用しよう

① 国の補助金(こどもエコすまい支援事業)

  • 補助額例:最大30万円/戸

  • 対象:省エネ改修工事全般(断熱改修+高効率設備導入)

② 自治体のリフォーム補助金

  • 補助率:工事費の10~30%

  • 申請手続き:事前申請が必要。締切や要件を自治体HPで確認。

③ 長期優良住宅化リフォーム減税

  • 減税内容:固定資産税・所得税の優遇

  • 適用条件:所定の断熱性能を満たすことが要件

  • ポイント:これらを組み合わせると、断熱工事費用の実質負担を50%以下に抑えられるケースもあります。


3. 資金計画の立て方

  1. 見積もり比較

    • 複数社から内外断熱+窓断熱の見積もりを取得し、単価と仕様を比較。

  2. 分割払い・リース

    • リフォームローンやリース契約を活用し、月々の支払いを抑える。

  3. 光熱費シミュレーションツール

    • 自治体やエネルギー会社が提供するシミュレーションサイトで、削減額を事前に確認。

  4. ライフプランと照合

    • 住宅ローンや教育費など、家計全体のキャッシュフローを考慮し、最適な投資タイミングを検討。


4. ケーススタディ:一般家庭の事例

  • 施工内容:築25年の戸建て(延床120㎡)
    天井内断熱+外壁内断熱+樹脂窓交換

  • 総工事費:180万円

  • 補助金合計:45万円(国30万円+自治体15万円)

  • 実質負担:135万円

  • 年間光熱費削減:6万円(30%削減)

  • 回収期間:約22.5年(135万円÷6万円)

このご家庭では、窓性能アップによる省エネ効果が大きく、回収期間を大幅に短縮できました。


まとめ—賢く計画して、将来の節約を実現!

  1. 投資回収シミュレーションで具体的な回収期間を把握

  2. 補助金・減税制度をフル活用し、実質負担を軽減

  3. 分割払い・リースで家計への負担を平準化

  4. 複数見積もり比較光熱費シミュレーションで安心の資金計画

上甲断熱工業では、補助金申請サポートから資金計画のご相談までトータルで支援いたします。断熱工事の費用対効果を最大化し、家計にも環境にも優しいリフォームを実現しましょう!


次回6として**断熱工事施工品質管理 失敗しないためチェックポイント**紹介ます工事品質確保するポイントしく解説ますのでぜひご覧ください

詳しくはこちら!

 

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